2017年3月1日水曜日

J2リーグ 第1節 水戸 VS 湘南

J2リーグ 第1節 水戸 VS 湘南.



水戸の布陣は放送の紹介だと4-4-2
だが,実際は3-4-3.

まず,布陣を確認する.
その後,前半10分までに気になったこと2つ,①人数かけたけどフィニッシュで終われない,②攻守の切り替えが怪しい,を見ていく.



場面は,笠原のゴールキックを林が競ろうとしているところ.
DFラインは3枚,中央は4枚,前線に3枚と3-4-3-の布陣.



一方,自陣に引いて守るときの様子.
DFラインに5枚,中央は4枚,前線に1枚となっている.

WBの田向と船谷は,一列下がってDFラインに入る.
前線の佐藤和と湯沢は,中央のSHの位置に入る.
林は一人で頑張って,という布陣.


まずは,①前線に人数をかけているにもかかわらずフィニッシュで終われないこと,を見ていく.




前半開始1分にも満たない場面.

ロングスローを警戒した湘南(?)の隙を突いて,佐藤和と田向のコンビでサイドを突破.
田向がクロスをあげる.

ペナルティエリア内には,水戸の選手が5人.
多い.
けど,実は妥当な人数.

クロスをあげたとき,中に3人は欲しい.
かつ,サイドを突破するには3人以上必要だろう.

ペナルティエリア内にはFW2枚(湯沢と林)とWB船谷の3人,サイドの突破にはFW佐藤,CMF佐藤,WB田向の3人.
CB内田は,おそらくサイド突破組のサポート.
理想的な配置だと思う.

ただし,上記だけで7人いるので,自陣方向にはGK除いて3人しかいない.
なんとしてでもフィニッシュまで持ち込まないといけない.




・・・・あっさり跳ね返された5秒後.
このままゴール前まで運ばれて,クロスが合えば失点というところまで持って行かれる.

試合開始1分経っていないのに,なかなかスリリングな展開.
ただ,湘南が相手でも「点を獲ってやる!」という意気込みは十分すぎるほど感じる.

このように,前線に人数をかけているけどフィニッシュで終われないことが一つの原因.
これの対策は,申し訳ない,思いつかない.
一つ一つのプレーの精度を高めて!ぐらいしか言えない..
観ている分には,どきどきハラハラで楽しいんだけどね.


続いて,②攻守の切り替えが怪しい,3-4-3と5-4-1の布陣の切り替えを見ていく.



それを表したのが,この場面.
水戸のプレスに,湘南はGKまでボールを戻す.
それで,GKが大きく前に蹴り返した場面.

・・・・最終ラインで3対3になっている..
しかも,湘南のジネイはハイボールに結構強い.
いいのだろうか,これで.
このような場面が多発していた.

水戸は,ボールがどっち付かずのイーブンのときにも3-4-3の布陣を引く.
したがって,相手のFW3枚と簡単に同数になりやすい.
かつ,DFラインが3枚なので両サイドが空いており,サイドでも起点を作られやすい.



これの対応策は,意外に簡単.
目の前の相手をみれば良いだけ.

湘南は相手ゴールキックのときに,後ろに4枚残るような形を保っている.
はっきり映っていたわけではないので,わからなかったが,おそらく5-2-3の形で待ち構え,5のうちの一人が競りに行くような感じだと思う.

水戸は,イーブンのときにWBが前に行きすぎている.
最低でもどちらかは,DFラインに近い位置に居ないと辛い.



他の対応策としては,イーブンの時の布陣を追加すれば良い.
今は,攻撃で3-4-3,守備で5-4-1.
二つの布陣の切り替えは,WBとFWが上下するだけ.

切り替えの部分でドタバタしているのだから,それを繋ぐ布陣を入れる.
それは4-4-2.
WBのどちらかはDFラインに入り,どちらかは中央のライン.
FWのどちらかは中央のラインに入り,どちらかは前線.

3-4-3,4-4-2,5-4-1をスムーズに切り替えられると,非常に面白そう.
全員がかなりのハードワークを求められるので,選手は大変かもしれないけどね.


では.



以下,よろしくお願いいたします.

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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.