横浜Fマリノスの守備は,明確な特徴があった.
その穴をただ狙うだけで無く,川崎フロンターレの持ち味を出した上で狙って崩していた.
けど,もっと点を取って欲しかった.
川崎フロンターレはいつも通りの4-3-3.
横浜Fマリノスも4-3-3.
ディフェンスラインが高いだけの横浜Fマリノス
横浜Fマリノスは,サイドを圧縮し,ディフェンスラインをかなり高く上げてくる.
前半4分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.
横浜Fマリノスは,守備の時4-4-2または4-4-1-1の陣形を整える.
このとき,後ろのディフェンスラインが,かなり前に出てくる.
さらに,横幅も狭めてくる.
しかし,前に出て横幅狭めるのは最終ラインだけで,中央と前線はゆるい.
川崎フロンターレのディフェンスラインにプレスがかからない.
その結果,ジェジエウ,谷口,守田から,裏に抜ける三笘にパスが余裕で出る.
先ほどの場面から,ジェジエウは谷口にパス.
谷口はダイレクトで裏に抜ける三笘にパス.
開始早々から,川崎フロンターレはこの横浜Fマリノスの穴を狙っていた.
再三チャンスを作っていたので,まあ,そのうち点は入るだろうし,慌てず攻めてくれれば良いかと思っていた.
しかし,穴を狙うだけで満足しないのが川崎フロンターレ.
前半32分.川崎フロンターレの同点弾に繋がる場目.
ジェジエウがボールを保持している.
ジェジエウは,三笘にロングパスを出す余裕は十分あると思うが,脇坂にパスを出す.
山根はドリブルでボールを運ぶ.
山根は中央の大島へパス.大島は相手選手を背負いながらキープして,脇坂にボールを落とす.
脇坂はダイレクトで裏に抜ける三笘にパス.
当然,横浜Fマリノスの右サイドバックは,追いつけない.
川崎フロンターレの持ち味である細かいパスワークで相手を引きつけて,そこから相手の穴を狙った見事な場面でした.
それを見て怒っているダミアン.
まあ,何回も走っているし,時間帯も厳しいときだけど..
走れば,追いつけなくとも,競り合いくらいにはなったような気もする.
けど,怒るだけの男じゃ無いのがダミアン.
2分後の前半40分.
大島からのパスで,左サイドを抉った三笘がダイレクトでクロスを入れる.
明らかなキックミス.
横浜Fマリノスの選手は,ボールがラインを割ると思って足を止める.
その中で,猛然とダッシュするダミアン.
ボールに追いついて(?),バックヘッドで家長にパス.
家長のシュートは惜しくも外れる.
ダミアンが諦めなかったことにより生まれた見事な場面.
家長のシュートが決まっていれば最高だったのだが.
三笘は何か感じただろうか.
ついでにもう一つ.
後半48分.3点目に繋がる場目.
左から右へ攻める川崎フロンターレ.
左サイドを三笘と守田の二人でうまく抜けた所.
三笘がゴール方向に身体を向けているのだが..
横浜Fマリノスのボランチっぽい39番と6番がもう諦めている.
39番はジョグで戻っていて,まったく戻る気なし.
6番は形だけは戻るのだが,三笘にプレスをかける気なしで,とりあえず居ましたよって雰囲気.
・・・川崎フロンターレには,もっと点を取って欲しかった.
最近,対戦相手の守備が物足りない.
名古屋との再戦はまだでしょうか.
以下,よろしくお願いいたします.