二つほど短い内容を.
一つは気持ちを落ち着かせるための場面,もう一つはFC東京のサイドハーフの守備の甘さを突いた見事な崩しの場面.
まず,一つ目.
前半の13分.
右から左へ攻める川崎フロンターレ.
車屋からパスを受けた大島.
大島は逆サイドへボールを運ぶと見せかけて,見事な切り返しをする.
FC東京の37番は,堪らず尻餅をつく.
・・・・・・.
ちょっと画面が小さいかと思うので,拡大しよう.
解像度があまりよろしくないが,大島の見事な切り返しが決まったのが分かるかと思う.
誤解しないよう気をつけて欲しいが,あくまでも注目して貰いたいのは,大島の見事な切り返しである.
けっして,FC東京37番の尻餅では無い.
・・・・尻餅では無い.
続いて,サイドハーフの守備の甘さを突いた見事な場面について.
後半開始早々.
左から右へ攻める川崎フロンターレ.
中央付近でフリーキックがあり,それを受けた大島が前を向いてボールを保持しているところ.
川崎フロンターレの登里と車屋,FC東京のサイドハーフ15番とサイドバック2番に注目して貰いたい.
ネット→奈良→谷口とボールが渡った場面.
FC東京サイドバック2番は,車屋に釣られて前に出てくる.
登里は,その裏をすかさず狙う.
だが,サイドハーフ15番が登里に付いてきているため,谷口はパスを出さない.
その後,谷口→車屋→大島とパスが渡り,大島が中央へ行くと見せかけて切り返した場面
FC東京のサイドハーフとサイドバックの前後が入れ替わっているのが分かるかと思う.
大島は,FC東京2番と15番の間にパスを通し,登里へ渡す.
それで出来上がった場面.
サイドでの崩しとしては,素晴らしい場面だと思う.
ここまで来れば,あとはラストパスとシュートになる.
そこは今後の課題,というか永遠の課題かと思う.
FC東京は,やはりサイドハーフ15番の守備が甘すぎる.
まず,最初の場面で登里に釣られて中央に入りすぎていた.
さらに,車屋に出たときに,何もアクションを起こしていない.
通常であれば,中央へのパスコースを切りながら車屋にプレスをかけにいくべき.
この位置にサイドバックが一人でプレスをかけるのはおかしい.
FC東京15番は,その後も酷い.
サイドバックが前へ出た裏を,何もケアしていない.
登里が前を向いてドリブルしたときには,ジョグ(ゆっくり走る)だった.
その傍らで,全力で戻るサイドバック2番.
この一連のプレーで,サイドバック2番は,ハーフウェイライン付近までプレスをかけにいって,最終ラインまで全力で戻っている.
このように川崎フロンターレは,かなりうまく崩しが出来ている.
あとはラストパスとシュートの精度になる.
ここら辺にも何かアイデアは必要かもしれない.
だが,ラストパスとシュートについては永遠の課題だと思うので,地道に取り組んで欲しい.
では.
以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.