J1リーグ 1st 第1節 大宮 VS 川崎.
今回は噛み合わない川崎の攻撃をみていく.
まずは,前半27分.左から右に攻める川崎
ネットからのサイドチェンジが田坂に渡った場面.
中村は中央の様子を確認しつつ,走る.
その後,田坂からのボールを受けて,前にドリブル.
そして,DFラインとGKの間に早いグランダーのクロスを出す.
しかし,家長と小林が見事に重なっている.
クロスは,誰にも触れられることなく,そのままタッチラインを割る..
中村のクロスを別のカメラでとらえた場面.
DFにもGKにも触れられず,クロスとしてはなかなか良い.
昨年までであれば,逆サイドに大久保が詰めていて一点!だったんだろうけどね..
場面は変わって前半5分.
谷口と大前の接触があり,大宮の選手は一瞬足が止まる.
しかしファールはなく,川崎のカウンターが始まる.
ネット,小林,家長と素早くワンタッチで繋ぐ.
それで,家長が前を向いた場面.
家長は,中央からサイドに流れてきている.
よって,自分がいない中央に誰か走り込んでいることを期待しているはず.
しかし,走り込んでいるべき中村は歩いていて,かつ,相手選手の陰になっていて見えない.
結局,家長は無謀な特攻をしてボールを失う.
このように,家長と中村の意図が噛み合っていない.
もちろん,家長は出来るだけ早くチームに馴染むよう努力すべきである.
しかし,他の選手もそれを後押ししなければならない.
最初の中村のクロスなら,「なんで詰めてないんだよ!」ではなく,「俺ならあそこにクロスを出せる!分かったか!」とか.
小林は重なっているんだから,何か家長に声をかけて欲しい.
カウンターの場面は,トップ下の選手が歩いていて,さらに相手選手の陰にいるなど論外.
前に走らないなら,せめて相手選手の陰から出て,自陣を指さして「戻せ!」くらい指示をして欲しい.
何やってるの?これ.
家長は,中村や小林に比べてかなり周囲に気を遣ってプレーしている.
そう見えたのは,私だけだろうか.
では.
以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.