2021年8月22日日曜日

出来ていることもある 2021年 第25節 川崎フロンターレ 対 サンフレッチェ広島

なかなか点が入らないが,出来ていることもあるかと.

車屋の組み立てが良かった.



川崎フロンターレは4-3-3.

サンフレッチェ広島は3-4-3.






後ろからのビルドアップと狙い目

前半1分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.

ジェジエウがボールを持って,前に運ぼうとしている場面.
サンフレッチェ広島は,ほぼマンマークでくる.
けっこう激しく来るので,少ないタッチ数で,ポジションを入れ替えて運びたいところ.
脇坂と旗手の関わりがもう少しほしかったような.


サンフレッチェ広島は3バックなので,両サイドが空く.
サンフレッチェ広島の中央両サイドの18番と15番がどれだけハードワーク出来るか,川崎フロンターレはその裏をどれだけ使えるかがポイント.

・・・余談だが,試合前のセレモニーで,18番の笑顔は良かった.
その18番に得点とられたのは良くなかったが.


前半10分.右サイドでボールを奪ったジェジエウが,左サイドの登里へ.

登里は,サンフレッチェ広島の15番の位置を確認して,ダイレクトで前にパス.

長谷川に渡る.
サイドチェンジ後,すぐに長谷川までボールが渡っているので,サンフレッチェ広島の3バックはシフトが間に合っていない.

このように3バックの両端を狙えると良い.
ただ,サンフレッチェ広島の15番と18番は,かなり頑張っていた.

左サイドの組み立て

車屋の組み立てが良い.
前半3分.

左サイドでボールを持って前を見る車屋.
前には,サンフレッチェ広島の選手が3人いるのだが・・・

その間をズバッとパスを通す.
しかも,受けた長谷川がダイレクトでダミアンへ出せるほどの精度あるパス.
見事.

続いて,前半12分.

車屋がドリブルでボールを運ぶ.
6番をうまく躱し,目の前には30番と12番がいるのだが,その間を通す.
残念ながら長谷川にはタイミングが合わなかったが,これまた見事.

次は30番と12番がもっと間を詰めるだろうから,長谷川に出すと見せかけてダミアンへ直接とかも出来そう.
旗手は長谷川と同じ方向に動いてた..




しっかり出来ていることは,あると思う.

田中と三笘が抜けたが,大島が復帰するから問題ないと思っていた.
大島の怪我が辛い.
長谷川,大島,登里,車屋で組む左サイドが早く見たい.



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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.

2021年5月1日土曜日

おとり里が良い 2021年 第22節 川崎フロンターレ 対 名古屋グランパス

登里の動きが良かったです.

アシストやゴールはしていませんが,十分な働きではないでしょうか.

名古屋グランパスの堅守は,見る影もありませんでした.



川崎フロンターレは4-3-3.

名古屋グランパスは4-2-3ー1.




おとり登里

前半2分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.

もう,この段階で川崎フロンターレの攻めへの意気込みが現れすぎている.

まず,左サイドでボールを持っているのは,本来右サイドの家長.

次に,前線に目をやると,これまた本来サイドバックの登里と山根の2名が居る.

開始2分にも関わらず,この状態.

サイドバック2名は,ただ前に居るというわけではなく,しっかりと効果的な動きをする.
それが先制点につながる.


家長は,サイドラインに開いている三笘へパス.
三笘は前を向いてドリブルを開始.

このタイミングで,登里がセンターバックとサイドバックの間,14番と6番の間へ走りこむ.

登里に釣られてセンターバック14番が出てくる.
ボランチの15番も,登里の動きに少し気を取られたか,三笘への反応が鈍い気がする.

センターバック14番が動いた結果,ダミアンの目の前に広いスペースができる.


三笘は空いたスペースを通して,ダミアンへパス.ダ
ミアンはダイレクトでバイタルエリアに入ってきた旗手へ.
旗手はそのままシュート.
見事な先制点でした.


気になるのは名古屋グランパスの守備.

まず,家長から三笘へパスが出たタイミング.
サイドハーフ16番はゆっくりとボールを眺めているだけ.
しっかりとした守備から入るチームならば,当然,サイドハーフ16番はプレスバックして三笘からボールを奪おうとするのだが..

それから,登里が走りこんだように,センターバックとサイドバックの間を狙うのは,どのチームもやること.
そこを埋めるのにセンターバックが出るならば,その穴をボランチが埋めて,ボランチの穴をサイドハーフやトップ下が埋めるべき.
そういった守備がない.

名古屋グランパスの前線4人の守備が怪しすぎる.


ついでに2点目.
前半10分.

チョンから右サイド前線にいる田中へ見事なロングパス.
田中はそのまま前にドリブルしてクロス.

名古屋ディフェンスに跳ね返されたボールを登里がダイレクトで家長へ出した場面.

そこから登里は遠慮なく前線へ走っていく.

登里に釣られて,15番と6番は家長にプレスに行くのが遅れる.
その結果,家長は余裕をもってクロスを上げられる.
ダミアンの2点目.

細かいところだが,登里の動きは効果的かと.


心折れた名古屋の中盤

前半の40分.
シミッチがボールをキープ.
名古屋グランパスのボランチ2番が後ろから迫る.

シミッチ,三笘,登里と連携して名古屋グランパスの中央のディフェンスを突破する.


突破されたあと,名古屋グランパスのボランチ2番は,下向いてうなだれてしまった..
ボールはまだプレー状態.
この後,ダミアンから強烈なシュートが放たれる.
惜しくもキーパーが触ってポストに弾かれるが.


名古屋グランパスの前線4人は,あまり守備に協力的ではない.
そうすると,ディフェンスライン4名と中央の2名の4-2のブロックで守らなければならない.
必然的に中央の2名の負担は大きくなるので,心折れてもしょうがないかと.

昨年度はこんなこと無かったのだが.
どうも名古屋グランパスのチーム状況は,あまりよくなさそうである.





5月4日も名古屋と対戦する.
残念ながら名古屋の監督は陽性だったと報道がある.
次もベンチに入れないのだろうか.
まあ,監督の修正云々の前の問題がありそうな気がする.



川崎フロンターレの方は,「おとり里」ならぬ登里が得点を決めて,鯉のぼりを掲げてくれるのではないかと期待したい.






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2021年3月22日月曜日

守備の質が違いすぎる 2021年 第6節 川崎フロンターレ 対 浦和レッズ

前線の選手たちの守備の質が違いすぎます.

川崎フロンターレのチーム内での競争の激しさが分かるような気がします.

特に小林の守備への貢献が素晴らしすぎでした.



川崎フロンターレは4-3-3.

浦和レッズは4-2-3ー1.引いて守るときは4-4-2.




前半6分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.

浦和レッズは,4-4-2で守備の陣形を整える.


川崎フロンターレの小林の守備

前半1分.

浦和レッズのフォワード14番が,逆サイドのサイドバック6番へとパス.
小林は,そのボールをしっかりと狙う.
残念ながら,この場面ではパスカットできなかったが,しっかりと戻って相手の6番に対峙していた.

前半の5分.

今度は浦和レッズの3番が,逆サイドの6番へサイドチェンジのパスを出す.
それを小林は見事にカット.

攻撃の選手がサイドチェンジを妨害してくれると,守備はすごく助かる.
その仕事をきっちりと小林はこなしていた.

圧巻なのは,前半28分の次の場面.

浦和レッズは,右サイド奥のスローインからサイドを変える.
パスを受けた浦和レッズのセンターバック5番がドリブルでボールを前へ運ぶ.
それを迎える小林.
小林以外の川崎フロンターレの選手は,ボールサイドへシフト中.
よって,小林の守備がものすごく重要になる.


浦和レッズの5番は,サイドに開いた24番へパス.
24番へは山根が寄せる.
それをみて浦和レッズの6番は山根の抜けたところへ走りこむ.

その6番に猛然と追随する小林.

浦和レッズの24番は,しかたなくボールを下げる.
小林は,見事に第一陣の攻撃を防ぐ.

おそらく小林の頭の中には,5番に対峙したときに,後ろにいる6番,サイドに開いた24番をとらえて準備していたのかと思う.

その後,いつの間にか山根と小林のポジションが元に戻っていて,そのまま小林は脇坂と協力してボール奪取に成功.
びっくりするくらい整理され,訓練された守備でした.


よくわからない浦和レッズの前線のディフェンス

前半の40分.

田中がパスカット.
そのまま縦に送る.
浦和レッズのフォワード14番と,右サイドハーフ41番は図のようにボールより前に居る.

シミッチがうまく相手をかわして前を向く.
それをみて,かなりの勢いで戻る浦和レッズのサイドハーフ41番.
そして,なぜかこれまた勢いよく戻り始める浦和レッズのフォワード14番.

ボールは逆サイドに張っていた長谷川までわたる.
なぜかそこまで頑張って戻る浦和レッズのフォワード14番.
サイドバック3番はしっかり長谷川を見ていたし,サイドハーフ41番も十分時間をもって戻っていた.
数的に不利な状況でもなかったのだが..
何回見返しても,なぜあれだけ頑張って戻ったのかわからなかった.

この場面の直後.
前半の41分.

浦和レッズの3番から14番へのスローインを,川崎フロンターレの選手3人で囲んで奪う.


そこから,シミッチ,ダミアン,田中とつなぐ.
田中はサイドを駆け上がる山根へパス.

浦和レッズの左サイドハーフ24番は,遅れているので気合い入れて戻らなければいけない.
浦和レッズのフォワード14番も,サイドハーフが遅れているのが分かるだろうから,戻ってあげてもよい.
浦和レッズのセンターバック4番は,まずディフェンスラインへ戻るべきかと.

サイドハーフ24番は,何故か直進せずに迂回しつつスピードを落とす.
センターバック4番も,スピード落とす.山根がクロスを上げそうなのを見て,慌ててダッシュ.
14番に至っては,なぜか前に行くし.シミッチの影に隠れるように.

山根のクロスを,センターバックの間に走りこんだ小林が決めて先制点.

攻撃と守備の両方で大活躍の小林.
さぞかし走り回ったのだろうと思うのだが,Jリーグ公式サイトによると,90分での走行距離は10.5km.
浦和レッズのフォワード14番の走行距離10.5kmと同じ.

いかに効率よく動けているかがよくわかる.

ちなみに,小林はサイドで今季初先発.
それでこれだけの動きができるのは見事.
川崎フロンターレは,どれだけの準備をしているのだろうか.






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2021年3月14日日曜日

間で受けたら素早くいこう 2021年 第5節 川崎フロンターレ 対 柏レイソル

柏レイソルの4-4-2の守備は見事でした.

けど,これくらいが当たり前になってほしいです.

川崎フロンターレは,ディフェンスラインの間で受けて,そこから素早く攻めて崩していました.

事前の準備はバッチリのようです.


川崎フロンターレは4-3-3.

柏レイソルは4-2-3ー1.引いて守るときは4-4-2.




しっかりと準備してきた柏レイソル

前半21分.
左から右に攻める川崎フロンターレ.


リスタートから田中がボールを運び,右サイドの山根へパスを通す.
山根は前を向いて良い姿勢でボールを受ける.
それをみて,柏レイソルのサイドバックはゴール方向へ下がる.
サイドハーフは,勢いよく山根へプレスに戻る.


山根は中央でフリーになった脇坂へパス.
しかし,柏レイソルのボランチが,これまた勢いよくプレスバック.
ゆっくりとはキープさせてくれない.

脇坂は下がりながら,うまくボランチをかわして逆サイドの長谷川へ.

ここでも柏レイソルのサイドバックはゴール方向へ下がり,サイドハーフも勢いよく戻る.
サイドハーフが戻ってくれるため,サイドバックは前に出る必要がない.
その結果,センターバックはゴール前に留まることができる.

ここから長谷川はゴール前にクロスをあげる.

しかし,ゴール前にはセンターバック二人とサイドバック一人が待ち構えている.
川崎フロンターレは,家長と小林の二人がゴール前にいる.
2対3で数的に不利.

川崎フロンターレのこの攻撃は,右サイドの山根から始まって,左サイドの長谷川がクロスをファーサイドにあげている.
右,左,右と振られているにも関わらず,柏レイソルの守備は崩れていない.

3節のベガルタ仙台では,けっこう簡単にゴール前で2対2の状況を作れていた.
柏レイソルは,しっかりと準備をしてきた.

ディフェンスラインの間で受けて素早く攻める

後半の58分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.

車屋からディフェンスラインの間に入った三笘へパス.
三笘は前を向きながらボールを受けて加速する.
柏レイソルのボランチはプレスバックするが,間に合わず.

後半の64分.

車屋からディフェンスラインの間に走りこむ橘田へパス.
橘田は前に走りながらこのパスを受ける.
柏レイソルのボランチはプレスバックするが,前を向いてボールを受けたので橘田は少し余裕をもってプレーできる.

このように,ディフェンスラインの間に入って前を向いてパスを受けられると崩せる.
ただ,パスを受ける選手の能力以上に,パスを出す選手の能力が求められる.
タイミングよくディフェンスラインの間に入った選手を見つけて,サイドハーフとボランチの間を通す必要がある.
車屋はそれを難なくこなしている.
素晴らしい.


今後,4バックのチームは,柏レイソルの守備のやり方を踏襲してくる可能性が高い.
そのときに,ディフェンスラインの間で受けることは非常に重要になってくる.


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2021年3月7日日曜日

センターバックを狙い撃ち 2021年 第3節 川崎フロンターレ 対 ベガルタ仙台

快勝でした.

川崎フロンターレの狙いは,「ボールサイドのセンターバックを釣りだして,ゴール前で2対2の状況をつくる」でした.

昨年度から引き続き行っている戦い方です.

仙台はまったく対応できていませんでした.


川崎フロンターレは4-3-3.

ベガルタ仙台は4-2-3ー1.引いて守るときは4-4-2.




センターバックをどっちつかずの状況に追い込む

前半22分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.


右サイドで田中がボールを保持している.
ゴール前をみると,小林と長谷川にそれそれセンターバックとサイドバックがついている.
ボール側のセンターバックは,小林の前にいる.
この状態でセンターリングをあげても厳しい.

田中は,ボールを保持しつつ,相手を引き付ける.
サイドバックが寄ってきて,空いたスペースに山根が入り込む.

田中は山根にパスを出さず,シミッチに戻す.
このとき,山根はその場にゆっくりととどまる.
山根についてきたボランチは前に行くので,センターバックは山根のほうに寄る.
その結果,ゴール前では小林と長谷川がゴール前で2対2となる.
シミッチはそれをみてクロスをあげる.

センターバックはできるだけゴール前にとどまりたい.

しかし,とどまり続けると,それはそれで狙われる.

前半の38分.

サイドチェンジ後に,遠野がドリブルで右サイドを前進する.
ベガルタ仙台のセンターバック二人は,小林周辺でとどまっている.

それを見た桶田がセンターバックとサイドバックの間に走りこむ.


遠野から戻されたボールを,山根はダイレクトでセンターバックとサイドバックの間に出す.
ボールを受けた桶田は,うまくセンターバックをかわして,クロス.
4点目.

この場面,ベガルタ仙台のセンターバックの反応は,決して遅かったわけではない.

ベガルタ仙台のセンターバックは,とどまると前にあるサイドバックとの間のスペースを使われる.
その間を埋めると,今度はクロスをあげられてゴール前で2対2を作られる.
ベガルタ仙台のセンターバックは,難しい選択を絶えず迫られていた.

川崎フロンターレは,このような仕掛けを両サイドで行っていた.
小林を中心として機動力の高い長谷川と遠野.
非常に魅力的な組み合わせだった.


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2021年2月27日土曜日

必要なのはバナナ 2021年 第1節 川崎フロンターレ 対 横浜Fマリノス

川崎フロンターレの仕掛けが早くなった気がします.

横浜Fマリノスのプレスが強かったことに原因があるかもしれないですが.

しかし,これで「前からプレスしてもダメ」ということを示せたかと.

対戦相手はどうやって守るのでしょう.


川崎フロンターレは4-3-3.

横浜Fマリノスは4-2-3ー1.引いて守るときは4-5-1.



横浜Fマリノスの前からの守備

横浜Fマリノスは,かなり高い位置からプレスをかけてくる.

前半2分.
左から右に攻める川崎フロンターレ.


左サイドの旗手がボールを保持している.
横浜Fマリノスは,4-2-3-1で中央を厚くしてプレスをかけてくる.
これに対して,川崎フロンターレは,前線の3人に早い段階でボールを当てて,脇坂や田中がボールを拾うことで前に進んでいく.

横浜Fマリノスの前からのプレスがけっこう激しいので,川崎フロンターレは速くボールを前に運んでいく.

先制点につながった速い攻め

前半20分.

横浜Fマリノス6番のパスを三笘がカット.


シミッチ,田中,脇坂とわたって,脇坂は勢いよく前へドリブル.

横浜Fマリノスは,中盤の戻りが遅すぎる.
特にひどいのが14番.
三笘にボールを奪われる直前のプレーで,14番は降りて,その代わり33番が前に上がっていた.
シミッチに付いていれば大丈夫なのだろうか.

33番と35番はそこそこに戻ってきている.しかし,数的同数で攻められている時の戻り方だろうか.

脇坂は35番を引き付けつつ家長にパス.


家長にボールが渡ったのを見て,横浜Fマリノスのサイドバック5番は前に出てくる.
35番も家長に寄るのだが,二人して足を止めている.
35番は強く当たらなければ.

パスを出した脇坂は,前に出たサイドバックの裏へ.
それをみた田中は,センターバック4番のところへ走る.
家長,脇坂,田中は,この段階で崩しのイメージが共有できているかと.


家長から脇坂にパスが渡る.
そうすると,横浜Fマリノスののセンターバック4番は出ざるを得ない.
センターバック4番が出た穴に走りこむ田中と家長.


最終的には山根まで走りこんで,もう一人のセンターバック13番をおびき出す.
ゴール前には,サイドバックの2名だけ..
見事でした.


意表を突いたセンタリング

2点目の場面.
川崎フロンターレは,コーナーキックからのクリアボールを拾って再び攻める.
ダミアンとのワンツーで田中が抜け出す.

ただ,中央には家長一人.
ダミアンはサイドにいるし,谷口,ジェジエウはすでに守備に戻っている.



けど,家長の見事な動き出しと,田中のピンポイントクロスで得点.
横浜Fマリノスのセンターバックは,かなり意表を突かれたのではないだろうか.

攻められるタイミングがあれば容赦なく攻めよう,という姿勢が随所に見られた気がする.

バナナを被ろう

中盤の底に入った新戦力のシミッチ.
真ん中から繋いでいくことがほぼ無かったため,あまりボールに関われていない.
しかし,プレスバックからボールを奪ったり,見事なロングパスを通していた.
前半42分.


三笘,旗手,シミッチとボールが渡り,シミッチが右サイドを見た場面.
横浜Fマリノスの35番が微妙な位置にいるのだが・・・.
シミッチは構わずにロングパス.

見事に家長まで通る.
これは,かなりの武器になるかと.

横浜Fマリノスの35番は,1点目シーンとは違い勢いよく戻る.
サイドバックの5番も家長に寄ってくるのだが・・・

周りを見ながら,ディフェンスラインに戻っていく.
ちょっと残念そうな家長.

話が少しずれたが,シミッチは技術もあり,何気に闘争心もしっかりありそう.
だから足りないのはバナナを被ることかと..



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