第2節 川崎
VS 鳥栖.
失点した要因を見ていく.
失点につながる場面.
右から左に攻める鳥栖.
登里のファールがハーフライン付近であって,そのリスタート直後.
これより前の画像は無い.選手のアップが映っていた..
パスの出所は分からないが,とりあえずサイドに開いた鳥栖4番にボールが渡るところ.
ボールが出ているのにもかかわらず,ネットは横を見ていてプレスに行く気配がない.
登里は,7番が居るので前にプレスに行けない.
プレスに行かなければならないのは,中村のはず.
しかし,なぜか前にいる.
鳥栖4番は,余裕を持って前を向く.
それを追い越そうとする鳥栖SB8番と,ついていく気が無い中村.
登里は,ボール保持者がオープン(プレスが無く前を向いている)にもかかわらず,前に出る.
登里のそばには,7番が居るのにね..
当然,登里の裏を狙う鳥栖7番.そこにスルーパスを出す鳥栖4番.
あっさりと縦に突破されて,余裕を持ってクロスを入れられる.
なんとか跳ね返すが,鳥栖14番の見事なシュートが決まってしまう.
川崎は,ペナルティエリア内に7人居る.
逆サイドのSHの阿部もしっかりと戻って中央に絞っている.
この画面に映っている選手の対応は,悪くないと思う.
決めた鳥栖14番が凄い.
失点の要因は,あそこまで簡単に縦を突破されたことにある.
失点直後にも,同じような流れがあるので,それを詳しく見ていく.
前半36分.失点してすぐの場面.
鳥栖のビルドアップ.サイド中央まで入れたボールを戻して,CB5番にボールが渡るところ.
川崎の守備は,4-4-2でブロック・・・ではない・・・とりあえず形が出来ている.
・・・・・阿部の身体の向きがおかしいけど,とりあえず目をつぶって,中村の動きを見ていく.
CB5番がジリジリと持ち上がって,SB8番に横パス.
中村がSB8番にプレスをかけるべく,前に出る.
それをみて,CB5番はサイドを指さし,6番はサイドに開く.
あっさりと6番にボールが通る.
これまた登里も何も考えずに前に出てくる.
6番は身体の向きを変えて,ワンタッチでボールを登里の裏に出す.
当然その先には,FW18番ついでに11番が走り込んでいる.
おそらく失点した場面と全く同じ流れだと思う.
露骨なまでに狙われている.
川崎の選手達は,失点につながった理由が全く分かっていない様子.
もう一つ,失点前の前半32分.
右サイドを突破される直前の場面.
中央で6番が前を向いてドリブルして,大島がチェックに行っているところ.
このあと,手前に映っている23番にスルーパスが出て,ラストパスまでいかれる.
逆サイドに映っている中村を見ると,・・・歩いている.戻る気が全くない.
失点した場面では,左サイドを突破されていた.
このとき,逆サイドの阿部はしっかりと戻って中央に絞っていた.
中村はこういった当たり前のことを一切免除されえているのだろうか?
ネットや登里の守備を見ると,そうは思えないのだが.
中村をSHに置くと,上記のようなリスクが昔から発生している.
もちろん中村の活躍によって,得た勝ち点は多いだろう.
しかし,失った勝ち点も多いことは認識しないといけない.
では.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.