第1節の記事では,選手間の意図が合わない理由の一つとして,コミュニケーション不足を指摘した.
そのコミュニケーション不足が,今回の試合を見ると,改善しているように思える場面があった.
以下では,それを見ていく.
後半の66分30秒付近.
柏レイソルのペナルティエリア脇クロスを,谷口がヘディングで跳ね返す.
そのこぼれ球が小林に渡る.
小林は,そのままサイドをドリブルで駆け上がる.
川崎フロンターレの選手は,守備に戻っていて,前線に居ない.
唯一,中村が中央に居るだけ.
その中村は,手を上げて「ここに居る!」または「ボールよこせ!」とアピール.
そのまま前に突破するのでは無く,逆サイドに展開することを主張.
良い感じ.
第1節では,似た状況で家長がサイドを突破していたのだが,中村は中央で何もせず歩いていただけ.
もちろん,今回は小林の周りに誰も居なくて,前回は家長のそばに小林が居たという違いはある.
いずれにしろ選手間でこのようなやりとりが増えるのは好ましい.
小林は,中村の指示に従うも良い.
中村の指示は,柏レイソルの選手にも聞こえているので,逆をついてそのまま突破しても良い.
駆け引きの材料になる.
では.
以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.