J1リーグ
第3節 柏 vs
川崎のプレビュー.
柏の様子を伺うために,第2節のG大阪vs柏を見ていく.
柏の布陣は4-4ー2.
前半開始早々の柏の配置.
右から左に攻める柏.
画面奥のサイドにボールが出て,G大阪のスローインの場面.
綺麗に4-4-2になっている.
逆サイドの選手は,サイドに釣られることなく,しっかり中に絞っている.
・・・ちょっと右SBが開いているけどね.
いつも通り,SHの守備の強度を見ていこうかと思ったのだが,それよりもDFラインがおかしい.
以下では,それを見ていく.
前半4分30秒.
左から右に攻めるG大阪.
G大阪は,スローインを後ろに戻してサイドチェンジ.
左CBにボールが渡ったところ.
柏の右SH14番は,駆け上がるG大阪のSBに釣られて外に開いていく.
柏CMF6番のシフトが間に合っておらず,SH14番とCMF6番の間が空く.
しかし,G大阪のCBはこの隙間を狙わず,サイドの裏にボールを蹴ることを選択.
精度の高いボールが,サイドを駆け上がったG大阪WBに渡った場面.
柏の右SH14番は,良くついて行っている.
しかし,他の柏の選手の居る場所が,かなりおかしい.
なんで,ゴール前でもないこんな高い位置で,DFラインはボールと平行にあるのだろうか..
DFラインが斜め後ろにまったくシフトしていない.
DFラインは,SH14番とCMF6番の間を使われるのを気にして,前に出ていたのかもしれない.
しかし,ロングボールが出た瞬間に右サイド側に一気に下がらないと.
ジョグでなんとなく動いていいて良い場面ではない.
こういう守備をすると,どうなるかすぐに結果がでる.
6分30秒の失点場面.
G大阪は前線でボールを奪って,いったん落ち着いたところ.
柏は,左SHの9番も下がってきて,FW8番も居るので,人数は足りている.
しかし,柏の右SH14番の裏が大きく空いている.
確かにG大阪は前線に3枚居るので,右SBはゴール前に居たほうが良いのかもしれない.
けど,柏の右SB2番はG大阪の3枚を気にしている様子はまったくなかった.
ここに右SB2番が居る理由がよく分からない.
本来であれば,右SB2番は右SH14番の裏を埋めるような位置に居るべき.
DFラインは,一列分だけ右方向にシフトしないといけない.
そうすると柏のゴール前の人数は,右SB2番が少し前にでるので,CB2枚と左SBの合計3枚になる.
G大阪の3枚と同数になってしまうが,CMF7番と降りてきた右SH9番でバイタルに蓋をすればなんとかなるかと.
この後,あっさり縦に突破されて余裕を持ってクロスをあげられる.
それをG大阪20番がヘディングで決める.
このように,柏のDFラインは,横方向へのシフトがない.
それが原因で失点しているので,さすがに修正してくるかと思うが,まずは登里に左サイドを突破して貰おう.
左SHは,もちろん,中村と小林以外の選手で.
中村と小林は,FWの位置にしか置けないと思う.
では.
では.