2017年3月9日木曜日

J1リーグ 第3節 柏 vs 川崎のプレビュー

J1リーグ 第3節 vs 川崎のプレビュー

柏の様子を伺うために,第2節のG大阪vs柏を見ていく.



柏の布陣は4-42.


前半開始早々の柏の配置.
右から左に攻める柏.
画面奥のサイドにボールが出て,G大阪のスローインの場面.

綺麗に4-4-2になっている.
逆サイドの選手は,サイドに釣られることなく,しっかり中に絞っている.
・・・ちょっと右SBが開いているけどね.

いつも通り,SHの守備の強度を見ていこうかと思ったのだが,それよりもDFラインがおかしい.
以下では,それを見ていく.


前半4分30秒.
左から右に攻めるG大阪.

G大阪は,スローインを後ろに戻してサイドチェンジ.
CBにボールが渡ったところ.

柏の右SH14番は,駆け上がるG大阪のSBに釣られて外に開いていく.
CMF6番のシフトが間に合っておらず,SH14番とCMF6番の間が空く.

しかし,G大阪のCBはこの隙間を狙わず,サイドの裏にボールを蹴ることを選択.


精度の高いボールが,サイドを駆け上がったG大阪WBに渡った場面.

柏の右SH14番は,良くついて行っている.

しかし,他の柏の選手の居る場所が,かなりおかしい.
なんで,ゴール前でもないこんな高い位置で,DFラインはボールと平行にあるのだろうか..
DFラインが斜め後ろにまったくシフトしていない.

DFラインは,SH14番とCMF6番の間を使われるのを気にして,前に出ていたのかもしれない.
しかし,ロングボールが出た瞬間に右サイド側に一気に下がらないと.

ジョグでなんとなく動いていいて良い場面ではない.

こういう守備をすると,どうなるかすぐに結果がでる.

6分30秒の失点場面.
G大阪は前線でボールを奪って,いったん落ち着いたところ.

柏は,左SHの9番も下がってきて,FW8番も居るので,人数は足りている.
しかし,柏の右SH14番の裏が大きく空いている.

確かにG大阪は前線に3枚居るので,右SBはゴール前に居たほうが良いのかもしれない.
けど,柏の右SB2番はG大阪の3枚を気にしている様子はまったくなかった.
ここに右SB2番が居る理由がよく分からない.

本来であれば,右SB2番は右SH14番の裏を埋めるような位置に居るべき.
DFラインは,一列分だけ右方向にシフトしないといけない.

そうすると柏のゴール前の人数は,右SB2番が少し前にでるので,CB2枚と左SBの合計3枚になる.

G大阪の3枚と同数になってしまうが,CMF7番と降りてきた右SH9番でバイタルに蓋をすればなんとかなるかと.


この後,あっさり縦に突破されて余裕を持ってクロスをあげられる.
それをG大阪20番がヘディングで決める.


このように,柏のDFラインは,横方向へのシフトがない.
それが原因で失点しているので,さすがに修正してくるかと思うが,まずは登里に左サイドを突破して貰おう.
SHは,もちろん,中村と小林以外の選手で.

中村と小林は,FWの位置にしか置けないと思う.

では.

以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.