2017年3月7日火曜日

第2節 川崎 VS 鳥栖 14番の両脇

J1リーグ 第2節 川崎 VS 鳥栖.
川崎が鳥栖14番の両脇を使えるかどうかを見ていく.



川崎の布陣は4-2ー3-1で,鳥栖は4-4ー2の中盤がダイヤモンド.
鳥栖の布陣は,4-3-3とみてもよい.



左から右に攻める川崎.前半開始早々.
CBが跳ね返したボールを小林が収め,中村に戻した場面.

鳥栖の布陣を見ると・・・非常に綺麗に4-3のブロックが出来ている.
3センターの並びがなかなか美しい.
1節の鳥栖は何だったのだろう..

スタメンが一人だけ,6番から4番に替わっている.
そこら辺が影響しているのか.
とりあえず,3センター左の6番はしっかりとした守備をしそう.

続いて,3センター右の40番を見ていく.



ネットからの裏へのボールが跳ね返って,田坂に落ちる.
田坂はサイドにボールを出して,阿部にボールが収まった場面.
・・・3センターの右40番は緩い.



その後,ボールが谷口まで戻った場面.
40番の身体の向きが完全に外を向いているのが分かるかと思う.
これは,登里に気を取られているところ.

40番の動きを見た中村が,その裏でボールを貰うべく動く.
狙い通りの形なのだが,谷口は中村に出さずにネットに渡す.
ネットも中村には出さずに田坂に預けて前に走る.
・・・・・なんでー.


もう一つ,40番の問題を見ていく.


低い位置でマイボールにして,ネット→登里とボールが渡った場面.
中央には3センターがしっかり揃っている.
ここから,猛然とサイドへシフトするべきなのだが・・・.



登里は,このままスルスルとドリブルで持ち上がって,ここまでボールを運ぶ.
・・・緩すぎる.

もちろん4-3のブロックだから,中央の3人がサイドまで移動するのは大変である.
さらに,サイドまで出ると中央が空く可能性が高いので,出るタイミングはしっかり見極めなければならない.
それでも,これはひどい.

よって,40番周辺から中村を起点にして崩していくのが良い.
けど,残念ながら40番は怪我(?)で前半19分に交代.

交代して代わりに3センターの右に入ったのは4番.
その4番の様子を見たのが,以下の場面.




右サイド深くまでボールを運び,そこからボールを戻して,谷口→ネットとボールが入った場面.
しっかり中央まで絞って,プレスをかけている.
この後,鳥栖はボールを奪ってカウンターをしかける.

なかなか厳しくなってきた.
ここまでしっかりと閉めてくるなら,とりあえず中を使うのは待って,両サイドを起点にするべき.
4-4-2の場合には,4-4のブロックを中盤とDFラインでつくる.
しかし,4-3-3-の場合には,中盤が3枚になるので,必然として両サイドが緩くなる.

実際,何度となく登里が簡単に前に持ち上がっている.
田坂の方も同じ事をして欲しいのだが,中央に寄りすぎている気がする.

まあ,こういったことと関係なく点数は入るんだけどね..

では.


以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.