2021年2月27日土曜日

必要なのはバナナ 2021年 第1節 川崎フロンターレ 対 横浜Fマリノス

川崎フロンターレの仕掛けが早くなった気がします.

横浜Fマリノスのプレスが強かったことに原因があるかもしれないですが.

しかし,これで「前からプレスしてもダメ」ということを示せたかと.

対戦相手はどうやって守るのでしょう.


川崎フロンターレは4-3-3.

横浜Fマリノスは4-2-3ー1.引いて守るときは4-5-1.



横浜Fマリノスの前からの守備

横浜Fマリノスは,かなり高い位置からプレスをかけてくる.

前半2分.
左から右に攻める川崎フロンターレ.


左サイドの旗手がボールを保持している.
横浜Fマリノスは,4-2-3-1で中央を厚くしてプレスをかけてくる.
これに対して,川崎フロンターレは,前線の3人に早い段階でボールを当てて,脇坂や田中がボールを拾うことで前に進んでいく.

横浜Fマリノスの前からのプレスがけっこう激しいので,川崎フロンターレは速くボールを前に運んでいく.

先制点につながった速い攻め

前半20分.

横浜Fマリノス6番のパスを三笘がカット.


シミッチ,田中,脇坂とわたって,脇坂は勢いよく前へドリブル.

横浜Fマリノスは,中盤の戻りが遅すぎる.
特にひどいのが14番.
三笘にボールを奪われる直前のプレーで,14番は降りて,その代わり33番が前に上がっていた.
シミッチに付いていれば大丈夫なのだろうか.

33番と35番はそこそこに戻ってきている.しかし,数的同数で攻められている時の戻り方だろうか.

脇坂は35番を引き付けつつ家長にパス.


家長にボールが渡ったのを見て,横浜Fマリノスのサイドバック5番は前に出てくる.
35番も家長に寄るのだが,二人して足を止めている.
35番は強く当たらなければ.

パスを出した脇坂は,前に出たサイドバックの裏へ.
それをみた田中は,センターバック4番のところへ走る.
家長,脇坂,田中は,この段階で崩しのイメージが共有できているかと.


家長から脇坂にパスが渡る.
そうすると,横浜Fマリノスののセンターバック4番は出ざるを得ない.
センターバック4番が出た穴に走りこむ田中と家長.


最終的には山根まで走りこんで,もう一人のセンターバック13番をおびき出す.
ゴール前には,サイドバックの2名だけ..
見事でした.


意表を突いたセンタリング

2点目の場面.
川崎フロンターレは,コーナーキックからのクリアボールを拾って再び攻める.
ダミアンとのワンツーで田中が抜け出す.

ただ,中央には家長一人.
ダミアンはサイドにいるし,谷口,ジェジエウはすでに守備に戻っている.



けど,家長の見事な動き出しと,田中のピンポイントクロスで得点.
横浜Fマリノスのセンターバックは,かなり意表を突かれたのではないだろうか.

攻められるタイミングがあれば容赦なく攻めよう,という姿勢が随所に見られた気がする.

バナナを被ろう

中盤の底に入った新戦力のシミッチ.
真ん中から繋いでいくことがほぼ無かったため,あまりボールに関われていない.
しかし,プレスバックからボールを奪ったり,見事なロングパスを通していた.
前半42分.


三笘,旗手,シミッチとボールが渡り,シミッチが右サイドを見た場面.
横浜Fマリノスの35番が微妙な位置にいるのだが・・・.
シミッチは構わずにロングパス.

見事に家長まで通る.
これは,かなりの武器になるかと.

横浜Fマリノスの35番は,1点目シーンとは違い勢いよく戻る.
サイドバックの5番も家長に寄ってくるのだが・・・

周りを見ながら,ディフェンスラインに戻っていく.
ちょっと残念そうな家長.

話が少しずれたが,シミッチは技術もあり,何気に闘争心もしっかりありそう.
だから足りないのはバナナを被ることかと..



以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.