2021年5月1日土曜日

おとり里が良い 2021年 第22節 川崎フロンターレ 対 名古屋グランパス

登里の動きが良かったです.

アシストやゴールはしていませんが,十分な働きではないでしょうか.

名古屋グランパスの堅守は,見る影もありませんでした.



川崎フロンターレは4-3-3.

名古屋グランパスは4-2-3ー1.




おとり登里

前半2分.
右から左に攻める川崎フロンターレ.

もう,この段階で川崎フロンターレの攻めへの意気込みが現れすぎている.

まず,左サイドでボールを持っているのは,本来右サイドの家長.

次に,前線に目をやると,これまた本来サイドバックの登里と山根の2名が居る.

開始2分にも関わらず,この状態.

サイドバック2名は,ただ前に居るというわけではなく,しっかりと効果的な動きをする.
それが先制点につながる.


家長は,サイドラインに開いている三笘へパス.
三笘は前を向いてドリブルを開始.

このタイミングで,登里がセンターバックとサイドバックの間,14番と6番の間へ走りこむ.

登里に釣られてセンターバック14番が出てくる.
ボランチの15番も,登里の動きに少し気を取られたか,三笘への反応が鈍い気がする.

センターバック14番が動いた結果,ダミアンの目の前に広いスペースができる.


三笘は空いたスペースを通して,ダミアンへパス.ダ
ミアンはダイレクトでバイタルエリアに入ってきた旗手へ.
旗手はそのままシュート.
見事な先制点でした.


気になるのは名古屋グランパスの守備.

まず,家長から三笘へパスが出たタイミング.
サイドハーフ16番はゆっくりとボールを眺めているだけ.
しっかりとした守備から入るチームならば,当然,サイドハーフ16番はプレスバックして三笘からボールを奪おうとするのだが..

それから,登里が走りこんだように,センターバックとサイドバックの間を狙うのは,どのチームもやること.
そこを埋めるのにセンターバックが出るならば,その穴をボランチが埋めて,ボランチの穴をサイドハーフやトップ下が埋めるべき.
そういった守備がない.

名古屋グランパスの前線4人の守備が怪しすぎる.


ついでに2点目.
前半10分.

チョンから右サイド前線にいる田中へ見事なロングパス.
田中はそのまま前にドリブルしてクロス.

名古屋ディフェンスに跳ね返されたボールを登里がダイレクトで家長へ出した場面.

そこから登里は遠慮なく前線へ走っていく.

登里に釣られて,15番と6番は家長にプレスに行くのが遅れる.
その結果,家長は余裕をもってクロスを上げられる.
ダミアンの2点目.

細かいところだが,登里の動きは効果的かと.


心折れた名古屋の中盤

前半の40分.
シミッチがボールをキープ.
名古屋グランパスのボランチ2番が後ろから迫る.

シミッチ,三笘,登里と連携して名古屋グランパスの中央のディフェンスを突破する.


突破されたあと,名古屋グランパスのボランチ2番は,下向いてうなだれてしまった..
ボールはまだプレー状態.
この後,ダミアンから強烈なシュートが放たれる.
惜しくもキーパーが触ってポストに弾かれるが.


名古屋グランパスの前線4人は,あまり守備に協力的ではない.
そうすると,ディフェンスライン4名と中央の2名の4-2のブロックで守らなければならない.
必然的に中央の2名の負担は大きくなるので,心折れてもしょうがないかと.

昨年度はこんなこと無かったのだが.
どうも名古屋グランパスのチーム状況は,あまりよくなさそうである.





5月4日も名古屋と対戦する.
残念ながら名古屋の監督は陽性だったと報道がある.
次もベンチに入れないのだろうか.
まあ,監督の修正云々の前の問題がありそうな気がする.



川崎フロンターレの方は,「おとり里」ならぬ登里が得点を決めて,鯉のぼりを掲げてくれるのではないかと期待したい.






以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.