2014年3月1日土曜日

AFC 2014 川崎F vs 貴州

録画をなぜか失敗しました.
以下,確認ができず印象だけで書いています.
ご容赦ください.

川崎と貴州ともに4-2-3-1のフォーメーション.


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まずは貴州.
攻めはロングボール中心で,基本的に1トップの9(39),トップ下の15,両サイドハーフの27と21の4人で行う.
右サイドの27は15と頻繁にポジションを入れ替わっていた印象がある.
まあ,登里の方がロングボールは通るだろう,という意図かと.


続いて川崎.
ビルドアップの段階では,以下の図のように両サイドハーフが開いて,サイドバックと縦に並ぶことが多かった.

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小林は中央に流れてボールを受けようとする意図が頻繁にみられた.
そのおかげか,田中が縦に攻撃参加できていた.

しかし,左サイドのレナトは,サイドで待ち構えてボールを受けて,そこから中央にドリブルで切れ込むプレーが多かった.
それで頻繁にチャンスは作れていたので,まったく問題ないプレーなのだが,登里が微妙な状況に置かれる.
ビルドアップのときにボールが直接レナト行くため,触れる機会があまりない.

レナトがサイドに張っているのならば,登里は中央に走りこんで欲しいところ.
実際,何度かそういう動きも見せていたが,残念ながらパスが出てこない.
よって,攻撃の時は最終ラインでぼーっと待つということが多かったように思う.
攻撃の時,登里がどのような役割を担うのか明確にしてあげないと可哀想ではないかと思う.


川崎の攻撃は,パスをたくさん繋いで崩していこうとする意図が見られた.
しかし,図に示す位置でのパス交換が多く,相手にものすごい脅威を与えるほどではない気がする.
もっと高い位置,できればペナルティエリアの横,さらに望んでバイタルエリアでパスを繋いでくれるとさらに楽しくなる.

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パスを繋ぐ意図が,この試合からはよくわからなかった.
前半開始早々に,左サイドから崩していこうという一場面.
ビデオで確認できていないのだが,図のような5対3を作っていたと思う.
数的有利を作るのは良い.
けど,その後,どう攻めるのだろうか?

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短い距離でパス交換をすれば,相手は寄ってくる.
相手が寄ってくれば,当然,スペースが生まれるので,そこを使って崩していく.
ある場所でパス交換をすれば,どの相手が寄ってくる可能性があり,その結果,どこにスペースが生まれ,そのスペースを誰が使うのか・・・.
次の試合では,じっくりと観たい.(録画が成功しますように..)


最後に選手交代をしなかったのは何故なのか分からなかった.
どんなに良い流れで試合が進んでいようが,選手は交代しなければならない.
慣性の法則に従っているだけでは加速しないように,選手交代という力を振るわなければ,チームの成長は望めない.

・・・・まあ,減衰することもあるだろうけどね..