2016年2月3日水曜日

第22節 キエーボ VS ユベントス

セリエAの第22節.
キエーボ対ユベントス.


いつも通り,開始ちょっとだけを見ていく.



右から左へ攻めるユベントスのビルドアップ.



まずは,WB12番に当てる.
このとき,キエーボのSH23番とSB21番が2人揃ってプレス.
なんか曖昧なプレス?

それでも,ユベントス21番は前を向けないので,戻す.
このとき,キエーボ40番の位置が悪いので,あっさり真ん中のCB19番まで戻されてしまう.



ユベントス19番は,身体の向きを変えて,前線に一気に送る.
キエーボ45番のプレスは,なぜかサイドチェンジを促す方向に行われる..
キエーボSH19番は,4番にプレスをかけるつもりだったが,裏をつかれた感じになる.
こういった駆け引きがユベントスのCBは,あっさりできるんだね.



ユベントス21番は,受けたボールをダイレクトでWBの26番へ落とす.
キエーボ19番はプレスバックに向かう.



それで,ここが凄く無謀だと思うのだが,キエーボSBの29番が,21番ではなく,26番へとそのままプレスに向かっていく.
最初の場面でも解ったのだが,キエーボは,「ユベントスのWBに出たら,SHとSBで挟みに行く」,という約束みたいだね.

パス&ゴーで前に出るユベントス21番.
ついでに6番も前に出て行く.
その21番へ26番からロブボールが渡る.
あっさり裏を取られるキエーボ29番.



それを見た,キエーボのCB3番が21番へプレスに行く.
しかし,21番がダイレクトでプレーして,裏に抜けた6番に渡る.
ユベントス6番と9番が少し重なったが,見事にCB,SBを置き去りにする.



同じく,サイドの守備で気になった場面.


ユベントスのビルドアップで,4番が前を向いてボールを持った所.
ユベントスWBの26番がボールを受けようと降りてくる.
それについてくるキエーボSBの29番.
釣り出されたのを見て(?)前に蹴る4番.



先ほどと同じように29番の裏は,ユベントス21番が狙っている.
それについて行っているキエーボ3番.
ボールは,この2人も追い越して,さらに前に.



ボールが落下した場面.
・・・・なんというか,CBからのパス一本でこんな場面を簡単につくられたら勝てないよね.
もちろん,ユベントスの中盤のオフザボール,CBからのパスの精度など優れた所はたくさんある.
けど,キエーボはホントにこれでよいのか?

キエーボは,まず中央をFWで閉めて,WBにボールが出たらSHとSBでプレスをかけて奪う,という予定だったのだと思う.
けど,SHとSBが躱された後もずっとプレスでは,厳しいと思う.
どこかでセットディフェンスに移らないと.
かつ,FWにある程度プレスをかけさせないと.
ユベントスのCBは,パスの出し方や精度が非常に優れているのだから.
ユベントスのCBがオープン(プレスがかかっていない状況)にも関わらず,押し上げてプレスは,無謀を通り越して自殺行為.

・・・結果は,ウディネーゼと同じ0-4だけど,中身の濃さは雲泥の差だと思う.

以下,お願いします.

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