どちらも4-4-2の布陣.
水戸はSHに船谷とロメロフランクを置く.
どちらもボランチもできる選手.手堅い布陣.
・・・・・佐藤が3人もいる.
しかも,その3人が活躍する.
水戸の得点に繋がる場面.
右から左へ攻める水戸.
鹿島30番から,SHの7番へボールが戻されたところ.
右SHの25番が中央を走る.
鹿島7番は,少し下がりながら,逆サイドに大きくボールを振る.
このパターンは,前半早々にも見られた.
ボールは予定外の所(?)へ飛んでいき,水戸のSB佐藤にカットされる.
鹿島SH25番は,中央を走っていたため,目の前に居るのはSB22番となってしまう.
鹿島FW9番が気を利かせて,カバーに行ってくれればよいのだが・・.
鹿島9番は,全然追ってくれず.
そのまま佐藤はドリブルで前に.
それを見て,船谷はSB22番の裏を走って大きく開く.
船谷に釣られて中を開けてしまう鹿島SB22番.
それを見て,そのまま中に突進する佐藤.
鹿島ボランチ20番が慌てて寄ってくる.
これにより佐藤は,サイドに少し進路を向けられるが堪えて,ドリブル.
このとき,FW佐藤は,鹿島ボランチ20番を離れ,かつ,鹿島CB17番の裏を狙って走り出す.
鹿島CB17番がプレスに来るが,また外に釣られて,中を開ける.
そこへSB佐藤からFW佐藤へスルーパス.
このタイミングで,逆サイドのロメロと鹿島SH7番は同じ位置に居る.
縦に抜けたFW佐藤がグランダ-のボールを入れる.
ボールは逆サイドまで転がり,右SHのロメロの元へ.
鹿島SH7番は,守備に付く気がほとんど見られず.
鹿島7番のパスミスから始まったのだけどね..
ロメロのダイレクトシュートが決まり,同点に追いつく.
水戸の得点要因として,以下があげられる.
1.SB佐藤の思い切りの良いドリブル
2.船谷の釣り
3.FW佐藤の裏抜け
4.ロメロの上がり
ゴールを決めるのが右SBの佐藤だったら,佐藤→佐藤→佐藤で面白かった.
けど,話には出てこなかったが,右SB佐藤も鹿島7番としっかり戦っていて,楽しかった.
佐藤→佐藤→佐藤の流れは,今後に期待できそうな雰囲気である.
逆に,鹿島の問題点は以下があるかと思う.
1.カバーに入らなかったFW9番.
2.中央を閉めなかったSB22番.
3.同じく中央を閉めなかったCB17番.
4.戻らなかったSH7番.
個人的には,最初のきっかけと最後の原因にもなったSH7番が一番責任あると思う.
水戸は,残難ながら負けたが,期待を持たせてくれる一戦だった.
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