2016年1月28日木曜日

第21節 ユベントス VS ローマ その2

セリエAの第21節.
ユベントスのホームゲーム.



見事な縦パスを入れていたユベントス8番には,ローマ4番のマンマークがついた.
その後の8番は,ビルドアップでほとんどボールに触られなくなる.
しかし,ビルドアップにしっかりと関与しており,その関与の仕方はなかなか素晴らしい.
それを見ていきたい.

場面は,右から左に攻めるユベントス.


中央手前側でファールによるFKから開始.
CB経由で逆サイドへボールを振る.
この段階では,ローマ4番がユベントス6番と11番を見る位置に居て,邪魔になっている.



ユベントス6番がパスを受けて前を向く.
ローマ4番がチェックに行く.



ユベントス6番から21番にパスが出る.
6番はパスアンドゴーで前に出る.
21番はサイドに流れながら,ダイレクトでボールを戻し,CBの15番へ.
それで,8番が空いた状況.
慌ててローマ4番がマークに行く.



ユベントス15番は,無理せず空いた21番にパス.
それでも8番が気になるローマ4番.



ユベントス21番は,少しキープした後,無理せず15番に戻す.
その間に,ユベントス8番はポジションを手前側に移動する.
ついてくるローマ4番.



ユベントス15番は,そのまま21番に戻す.
最初の状況と比較して貰いたいのだが,見事にローマ4番を剥がす(ボールより後方に位置する)ことに成功している.
この一連の場面でユベントス8番は,まったくボールに触れていない.
ローマ4番のマンマークがついた後,ユベントス8番はボールに触れず,ポジショニングだけでビルドアップに関わっている.
見事な関わり方.

それでも,ユベントス8番がボールに関われていたときと比べて,リズムは悪く感じる.
インサイドハーフの6番または10番が,8番と場所を入れ替えて,中盤底から組み立てられれば良いと思うのだが.
10番はどちらかというと前に置いておきたい.
だから,その役割を担うべきなのは,6番かな?
けど,あまりそういうイメージが無い.

CBと場所を入れ替える選択肢もあるのかな?

いずれにしろ,何かしらの対策が必要だと思う.

以下,お願いします.

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