2017年4月7日金曜日

第6節 川崎フロンターレVSヴァンフォーレ甲府 プレビュー

川崎フロンターレ VS ヴァンフォーレ甲府 

プレビュー 


8日に行われるヴァンフォーレ甲府戦のために,第4節のヴァンフォーレ甲府VSコンサドーレ札幌を見た.
①布陣,②フォワード2人の守備,③サイドの守備,④狙い所を見ていく.

布陣


第4節のヴァンフォーレ甲府の布陣は3-5-2.




守備をほぼしないフォワード2人


前半4分.
右から左へ攻めるコンサドーレ札幌.それを引いて迎え撃つヴァンフォーレ甲府.



ボールは,コンサドーレ札幌のセンターバックからサイドに開いた選手に渡ったところ.
ヴァンフォーレ甲府は,3センターの40番が前に出てボールへアプローチをしている.

図から分かるように,ヴァンフォーレ甲府のフォワードは,ボール側へ寄せる気が無い
特に9番は中心付近に居て,ボランチさえ見ていればOKみたいな雰囲気がある.

もう1人のフォワードの11番は,ボールサイドにはアプローチするが,逆サイドの時にはさすがに追わない.

ヴァンフォーレ甲府は,5バックでミッドフィルダーが3枚.
したがって,中央の守りが薄くなるので,普通は前線のサポートが入るのだが..


より顕著なのが以下の場面.



前半19分.
コンサドーレ札幌がボールを後ろに下げ,それを追ってヴァンフォーレ甲府が前に出てきているところ.


コンサドーレ札幌のセンターバックから,サイドに開いた選手にパスが渡る.
このとき,逆サイドの40番は札幌のボランチにめがけてプレスをかける.


コンサドーレ札幌は,よく見ていて,狙われているボランチには出さずにセンターバックを経由してサイドチェンジ.
ヴァンフォーレ甲府は,逆サイドの40番までプレスに来ているのだから,サイドチェンジはさせない,せめて遅らせる必要がある.
それを担うのはフォワードだが・・・・9番は動かず.

必死で戻る40番.
このときの40番の手の動きを見ると,9番を抑えるようにしている.
これは,9番はチームとして守備をほとんど免除されているということなのかな?



40番は戻るけど,そうそう追いつけず,あっさりとここまで侵入を許す.

このように,ヴァンフォーレ甲府のフォワード,特に9番は守備をしない
また,もう1人のフォワード11番も,ボールサイドの時はプレスにそれなりに行く.
しかし,11番は9番を超えてプレスに行くことは無い


サイドの守備


ヴァンフォーレ甲府のフォワードの2人は,中央付近にとどまることが多い.
従って,サイドでの守備が手薄になる.
その例が,以下の場面.


ビルドアップするコンサドーレ札幌.
コンサドーレ札幌の選手が降りて,それに釣られて40番が前に出てくる.


そのうらにズバッとパスが通る.
ヴァンフォーレ甲府のフォワードの守備が非常に緩いので,40番が釣り出されるのはしょうが無い.
しかし,釣り出された裏のケアは全く出来ていない様子.
狙い目である.
この後,40番はしっかりとプレスバックはしていた.

話は変わるが,このときボールを受けたのはコンサドーレ札幌フォワードの都倉.
・・・・・川崎フロンターレでセンターフォワードとして成長して貰うという方法はなかったのだろうか..
このようなパスを受けて,しっかり前を向くプレーも出来ているのだし...


ヴァンフォーレ甲府の狙い所


以上を念頭に,ヴァンフォーレ甲府の狙い所を考える.

まずは,フォワードがプレスにあまり来ないのでじっくりとキープする.
そして,できるだけ9番が居る方から攻める.そうすれば,フォワード2人は無力化出来る.

その上で,狙いはミッドフィルダーの40番と21番.
中央のラインを3人で守るので,かなり体力を必要とする.

特に,上記で示したように40番は非常に献身的である.
40番は,かなり運動量を必要とするタスクを担っている.
これだけの運動量を課しているにもかかわらず,第4節まで途中交代は無くフル出場している.
確かに,献身的な選手なので替えが効かないのかもしれない.
しかし,負担をかけすぎである.
というわけで,40番にさらに負担をかけて体力的に試合から退場して貰おう.

まあ,その前にけが人続出で川崎フロンターレの選手が退場しそうだけど..
踏ん張って欲しい.

以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.