2017年4月2日日曜日

第5節 川崎VS仙台 崩しきったサイドと懐かしい戦い方

川崎フロンターレ VS ベガルタ仙台 


後半も見ました.
勝った試合は快く見返せる.
今日は2点目につながるサイドの崩しっぷりと,しばらく見られなかった懐かしい戦法を見ていく.


崩しきったサイド


後半終了近くの81分.
左から右に攻める川崎フロンターレ.



ネットが中央でボールを保持している.
ベガルタ仙台は,5-4のブロックを作って待ち構えている.

ここからボール回しをひたすら続けて・・・・.




出来上がったのが,この場面.
中村がディフェンスラインと中央のラインの間で前を向いてボールを持っている.
中央のラインといっても,11番と18番しか居ないが.

ベガルタ仙台にとっては,なかなかのピンチだと思うが・・・.
左サイドハーフ(左シャドー?)に入った11番は歩いてしまっている.
逆サイドのボランチは画面にも映っていないし.

プレビューでも書いたガス欠またはやる気を奪うことに見事に成功.

11番はキックオフ当初1トップに入っていた.
その後の選手交代で左サイドハーフに入っていたのだが・・.
まあ,90分持たせるのは,かなり厳しいと思う.
それでも11番は,この後けなげにボールを追いかけていた.

ベガルタ仙台は,5バックであるにもかかわらず,中央サイドの選手に4-4-2とほぼ同様の守備のタスクを割り当てていた.
この時点で間違っている.
11番には激しく同情する.


ちなみに,この一連のプレーで,また小林がサイドを突き破りクロスを森谷が得点する.

80分10秒に登里が競り合ったボールを谷口が拾い,森谷がゴールを決めたのは81分34秒.
この間にベガルタ仙台の選手は,ボールに触れず.
つながったパスの数は32本!!

選手の名前を書くと以下の通り.
谷口-中村ー登里-車屋-森谷ー奈良ー森谷ー板倉ー森谷ー板倉ー車屋ー板倉ー車屋ー森谷ー板倉ー登里ー森谷ー小林ー板倉ー中村ー板倉ー奈良ーハイネルー中村ー小林ー長谷川ーハイネルー奈良ー板倉ー長谷川ーハイネルー小林ー森谷!

・・・ベガルタ仙台の選手には同情しかない.


懐かしすぎる戦い方

後半開始早々の48分.
左から右へ攻める川崎フロンターレ.


仙台の前線からのプレスをなんとか凌いで,ネットがボールを拾い中村にボールが渡った場面.
そこから,中村はすぐさま前を向き,前線にスルーパス.
スルーパスは,全力で走る小林にピッタリ合う.



小林はそのまま中央へドリブルしていき,シュート.
力みすぎたのか,シュートは大きくクロスバーを超えて彼方へ飛んでいく.


・・・・な,懐かしのカウンターではないですか.
そういえば,中村憲剛といえば,カウンターの出し手として一世を風靡した選手.
そのパスの受け手は,ジュニーニョ.
シュートがゴールの枠を外れて遙か彼方に飛んでいくところまで,そっくり

シーズン当初は,鬼木達の変わらぬ様子に込み上げてくるものがあったが,こんなところでも見せてくれるとは.
・・・いかん,少し視界がにじむ..



ポゼッションとカウンター,どちらか一辺倒にならなければさらに良い戦い方が出来る.
ちなみに,このカウンターの時のパスの本数は,ネットー中村ー小林なので2本だけ.
さきほどのポゼッションからのゴールでは,パスの本数は32本.

どちらでも得点していれば,なかなか格好良かった.
是非,カウンターも武器として磨いていって欲しい.



以下,よろしくお願いいたします.
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画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.