2020年7月21日火曜日

徹底的に押し込む 2020年 第5節 川崎フロンターレ 対 横浜FC

川崎フロンターレの攻撃の布陣だと,横浜FCの守備はやりずらかったと思います.
4バックの相手になれていたからか,いつもと同じに出来ない部分が多かったのではないでしょうか.
それでも,徹底的に押し込んで得点を取ることが出来ました.

川崎フロンターレは,いつも通りの4-3-3.
横浜FCは,複雑そうに配置されていますが,少し前にイタリアで流行った3-5-2です.
中央両サイド2名は,押し込まれたら最終ラインに入って5-3-2で守る感じになります.

先制点の押し込み具合

前半26分,右から左に攻める川崎フロンターレ.
家長がペナルティーエリア端からクロスを上げる直前の場面です.


ペナルティーエリア内に,ダミアン,長谷川,大島,脇坂が入ってクロスを待ち構えています.
この段階で人数は多いと思うのですが,ペナルティーエリアの側には,両サイドバックの登里と山根,さらバイタルエリアには田中がいます.
見える範囲に8人!
画面外に居るのはセンターバックの二人とゴールキーパーだけです.

後半のアディショナルタイムでなんとか一点取りたい,という場面では無いのですが.
見事に押し込みました.
この状況でも家長が前を向いて余裕を持ってクロスを上げられているのが,さらに凄いです.


この場面に至るまでの横浜FCですが,何か様子が変でした.
中央左サイドの37番の動きが,直前だけ違いました.
通常でしたら,図のように,目の前にフリーな家長が居ようが,サイドのスペースを埋めるように動いていました.

家長がボールを受けようと前線から降りきて,フリーになっているのですが,そちらはケアせずに,サイドのスペースを埋めるように戻っていました.
5バックを形成して,中央の守備は3ボランチに任せます.

けど,先制点の直前はこれと異なる動きをしていました.

なぜか,中央のラインにとどまっています.
目の前に脇坂(?)が居ると言えばいますが,すぐ反対には味方がいるので,特別気にする必要は無いはずです.
もちろん,サイドに開いた家長にパスが出たら,37番はすぐプレスバックするのですが,居る位置が違いました.
この場面では,4-4-2に近い形になっています.
通常の陣形に戻す時間は十分にあったので,意図があったような気がしないでも無いです.

この直前には,29番が簡単なパスミスをしたり,その後27番が長谷川のフェイントに簡単に足をもつれさせたりと散々な状況が続いています.

給水タイム直後なので,給水中に何か指示が出て,仕掛けようとしていたのでしょうか?

他に上記のような場面は無かったので,分からずに終わってしまいますが..すいません..


以下,よろしくお願いいたします.
にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

画像は(株)Jリークメディアプロモーションが制作し,DAZNが放映したのを引用した.
ただし,画像中の名前,数字,矢印などの記号は著者が加筆した.