2016年1月22日金曜日

15-16 第20節 ウディネーゼ VS ユベントス

突然ですが,セリエAの第20節.
ウディネーゼのホームゲーム.
ウディネーゼとユベントスともに3-5-2.


前半12分頃に,ユベントスがFKから得点するまでを見る.

図は,左から右に攻めるユベントスのビルドアップ.


ウディネーゼは,果敢にハイプレス.
ウディネーゼ16番が中盤から猛然とプレス.
10と77番のFW二人は,ユベントスのCBにベッタリついて待機.



16番は,刈る気満々.
20, 30, 21番も後ろから押し上げていく.



手を振り乱して,激しいプレスの16番.
CBの30番も,ここまで上がってくる.潔し.
この後,ユベントス24番はたまらずクリア.


2分過ぎに,さっそくハイプレスの成果がでる.



ユベントスGKから,CBへフィード.
ウディネーゼ16番は,ここぞとばかりにダッシュ.
FW二人は,相手CBに張り付いて準備完了.
慌てるユベントス24番.



WBに出したボールは,カットされる.
この後,少し下がった10番にパスが渡ってチャンスとなる.


ハイプレスで奪い,10番にパス.
10番はそこから縦にラストパスを出す.
ウディネーゼは,ユベントスに対してしっかりと準備してきた様子.



直後のGK.
さすがに厳しいと見たのか,前に飛ばす.



図は,その競り合いのシーン.
16番が前に出ているので,その後ろの30番が前に出ざるを得ない.
それでもって,30番が前に出た裏を狙うユベントス17番.
ウディネーゼのディフェンスラインはシフトがぜんぜん間に合っていない.
そもそもする気が無い?

16と30番を前に出して,果敢にハイプレスをかけるウディネーゼ.
それを見て,30番の裏を狙うユベントス.
ここら辺の駆け引きがユベントスの先制点につながる.


以下,失点につながるシーン.



ペナルティエリアからのFK.
ユベントスGKが蹴るとみて,大急ぎで下がるウディネーゼ16番.



けど,蹴ると見せかけて,CBへ繋いでいく.
それを見て,慌ててプレスに行く16番.



ユベントスは,そのわずかな隙で,逆サイドへ振ることができる.



ハーフウェーラインまでボールを運ぶ.
慌てて戻る16番.がんばれ16番.ファイトだ16番.
そこから後ろに戻して,またサイドチェンジ.



図は,ボールを受けたユベントス24番がドリブルで運んで出来上がった場面.
ここまで来られたらウディネーゼは,セットディフェンスに移るべきかと思う.
しかし,ウディネーゼ16番はめげずに前へ出る.
そして空くユベントス6番.
ちなみに,右下はユベントスFW21番と,ウディネーゼCB30番.
なんか20番はディフェンスが他人事.



ユベントス21番にパスが通って,21番は前を向く.




よってくる6番.それについてくるウディネーゼCB5番.
CB3人の内,2人がこの局面に集結している...
そして他人事の20番.FW77番が降りてきてくれているのに..



ユベントス21番は,中央にロングボールを蹴る.
それで出来たのがこの場面.
もう厳しいよね..
インサイドハーフ同士と,FW-CBが中央で数的同数で競り合っている..
何をやっているウディネーゼ27番.
いまさら戻ろうとしても遅いぞ20番.
この後,ユベントス22番が倒されて,FKを21番が直接ゴールに決める.

ここまではどちらかというとウディネーゼのチャンスの方が多かった.
しかし,ユベントスはGKも含めて全員でウディネーゼの穴を狙い,それを物にする.
強い.



ウディネーゼのハイプレスは,図に示すように3-5-2から4-3-3への変形で行っていた.
アイデアとしては悪くない気がする.
スイッチを入れるのは,インサイドハーフの16または7番.
FWの二人は,CB二人にベッタリとくっついて,パスが来ないようにするだけ.
これは,ハイプレスでFWに奪わせるのではなく,奪った後の攻めを考えてのことだと思われる.
インサイドハーフが上がった穴は,その後ろのCBが前に上がって埋める.
マンツーマンでプレスをかけに行く.
せめてボールと逆サイドのWBは絞った方が良いと思うのだが,あまり絞っていなかった.
それは,失点につながる場面でもわかると思う.
プレスの強度は非常に強く,かなり嵌ってはいた.
しかし,一度躱された後にもずっと同じようなプレスを続けていた.
ほぼマンマークなので,動かされて崩されて失点するのは時間の問題だったと思う.

なんというか,16番を見ていて楽しかったんだよね.


以下,お願いします.

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